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キラキラネームを改名する手続きを紹介|実例はあるのか?

キラキラネーム 改名 手続き

自分の名前を変えたい。特に、物心がついた頃から好きになれないキラキラネームを付けられている人からすれば、人生の大きな悩みになっていると思います。

この記事では、キラキラネームを改名する手続きを解説しています。実際に、改名した人の実例も紹介しているので、興味のある人たちは参考にしてみてください。

【この記事を読んで得られること】

  • キラキラネームを改名する方法がわかる。
  • 実例を踏まえて手続きのイメージをつかめる。

キラキラネームを改名する手続き

戸籍法第107条の2項には、名の変更について次のように定められています。

第107条の2 正当な事由によつて名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない。

e-gov 法令検索『昭和二十二年法律第二百二十四号 戸籍法』より引用(最終確認日:2021/3/24)

すなわち、キラキラネームを変更するためには、家庭裁判所より承諾を受けて、所定の手続きを行わなければいけません。具体的な流れは次のとおりです。

【キラキラネームを改名する手続きの流れ】

  • ステップ1 家庭裁判所に申し立てを行う。
  • ステップ2 書面照会、参与員の聴き取り、審問が実施される。
  • ステップ3 裁判官が許可及び不許可を決定する。
  • ステップ4 結果が記された審判書謄本が送付される。
  • ステップ5 市区町村役場で名の変更に関する届出を行う。
  • ステップ6 戸籍を変更してキラキラネームの改名が完了する。

なお、結果の連絡から2週間以内であれば、不服を申し立てることができます。くわしくは、最高裁判所のHPで公開されている『「名の変更」の手続とは…』の資料をご覧ください。

キラキラネーム 改名 手続き
最高裁判所HP『「名の変更」の手続とは…』から引用(最終確認日:2021/3/24)

キラキラネームが変更された実例はあるのか?

さて、キラキラネームが変更された実例はあるのでしょうか?

結論から言えば、キラキラネームの改名に成功した方たちはたくさんいます。そのなかでも、特に有名な実例が「王子様」というキラキラネームから「肇」に改名したケースです。

肇さんはNHK・クローズアップ現代からの取材で名前を変更した理由を次のように述べています。

肇さん
「母親が父親に了承をとらず勝手に出生届を出してしまって。『私にとっての王子様だから』みたいなことを言って。親がばかだと自己紹介しているようなものなんですよ。自分の子どもがもしできるとしたらキラキラネームにはしないかな。今、大学生です、他には音楽活動してます。キラキラネームで苦労した過去を捨てるじゃないですけど、ここからリスタートを始めていこうという意味で『肇』と。将来はバンドで大成して全世界に『肇』の名をとどろかせていきたいですね。」

NHK・クローズアップ現代の企画『“改名”100人~私が名前を変えたワケ~』(最終確認日:2021/3/21)

なお、最高裁判所HPに掲載されている『名の変更許可の申立書』を見ると、改名の理由は大きく7つにまとめられています。

【改名の理由/条件】

  • 奇妙な名である
  • 難しくて正確に読まれない
  • 同姓同名者がいて不便である
  • 異性とまぎらわしい
  • 外国人とまぎらわしい
  • 神官・僧侶となった、もしくはそれらの職業をやめた
  • 通称として長年使用した名前がある

キラキラネームを変更する場合は「奇妙な名である」に該当すると思われます。肇さんのケースでいえば、家庭裁判所の裁判官も「王子様」という名前による日常生活上の困難は認めざるを得ないはずですから、スムーズに許可を得て手続きできたのではないかと予想されます。

改名したいけど親に反対されたときの対処方法

なお、キラキラネームを改名したいけど、親から反対された場合はどうすればよいのでしょうか?

結論から言えば、改名手続きは本人の年齢が15才以上であれば、自分ひとりでも実行可能です。

とはいえ、親の反対を押し切って名前を変えると、人間関係に亀裂が生じるのではないかと心配される方もいると思います。その意味では、親の気持ちを尊重しながら、説得することを諦めないほうが賢明なのではないでしょうか。

とりわけ、15才未満の人たちは法定代理人を立てないと名前を変更する手続きができないので、両親以外の人たちにお願いするのは現実的にハードルが高いと感じる方もいるでしょう。だからこそ、「親の責任」として罪を追求するような伝え方ではなく、キラキラネームの弊害として起きたことを事実として伝えるのが大切だと思います。

冷静かつ深刻な面持ちで相談することで、親も「知らない間に自分の付けた名前が子どもを不幸にしていたのか……」と反省しやすいはずです。いずれにしても、親のせいにするようなやり方では、うまくいかないこともあるので注意しましょう。

父であれ、母であれ、感情を持った人間なので、悪者扱いされるよりも善き理解者として肯定されていたほうが意地を張ることなく、現実に向き合えるのではないでしょうか。

改名ラッシュは到来するのか?

2000年代以降、キラキラネームが流行したことで近い将来、改名ラッシュは到来するのでしょうか?

これに関しては一概には言えませんが、黄熊(ぷう)、詩羽楊(じばにゃん)、光宙(ぴかちゅう)など、明らかに名前として馴染みのないものは改名される流れが強まっていくことが予想されます。

もちろん、キラキラネームのなかには素敵な命名も存在しますが、本人が呼ばれて困る名前については、両親が改名の意思を積極的に尊重することが大切だと思います。

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